4月も中旬になり、ダイエットが気になる季節ですね。
糖質制限ダイエットを試した方も多いと思います。
そもそも「糖質」とは、3大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の炭水化物の一部のことで、炭水化物は体に消化吸収される「糖質」と消化できない「食物繊維」に分かれ、この「糖質」を示します。
食事で糖質を摂ると、血液中の糖質の濃度(血糖値)が上がり、その上昇を抑えるためにインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは糖質を体に取り込みエネルギー源として利用しますが、余分な糖は脂肪として蓄えられる為に糖質の摂りすぎが肥満の原因となります。
ですから糖質制限を行うことで糖質をエネルギーとして利用出来ず、代わりにタンパク質、脂質をエネルギーとして利用することでダイエット、肥満予防になります。
糖質制限のダイエット効果は2週間~3ヶ月程度で現れると言われていますが、目標体重になったからと言って糖質を普通に摂ると血糖値が急激に上がり、リバウンドしやすいと言われています。
また糖質制限の他にカロリー制限と言うダイエット方法を試した方も多いと思います。
食事制限を行い1日の摂取カロリーを減らすことで一時的に脂肪を減らすことで痩せます。
カロリー制限は1日に必要なエネルギーの摂取量が減ることで、体はエネルギー支出を減らそうという反応を起こし、なるべくエネルギーを使わないようになります。
基礎体温も低くなり、重要なエネルギー源である脂質を使うことも抑え、エネルギーの最大の消費者でもある筋肉をも減らそうとします。
糖質制限と同様に、カロリー摂取量を元に戻すと筋肉が減ってしまっているので、そのぶん余分なカロリー分が脂肪として蓄えられ、せっかく食事を我慢して痩せたのにリバウンドしやすくなります。
この二つの代表的なダイエット方法には筋肉と言うキーワードが抜けています。
何度か触れましたが、筋肉をつけることで基礎代謝が上がり、脂肪が落ちやすい体になります。
理由は筋肉がエネルギーの最大の消費者であるからです。
この筋肉を作るにはタンパク質に加え糖質も必要となります。
筋肉を増やす為には時間も必要ですが、長い目で見た時には一時的な糖質制限、カロリー制限のダイエットでは無く、運動、筋トレと必要な食事を摂取して筋肉を増やすこと(筋肉を減らさない)でのダイエットをお勧めします。