新型コロナウイルスの変異株の感染者が拡がりつつありますね。
皆さんも感染対策の上、お気をつけください。
イギリスのスポーツ医学誌に「週2時間半以上の運動で新型コロナの重症化リスクが大幅に下がる」と言う研究結果が発表されたとの報道がありました。
新型コロナに感染した約5万人を対象に「運動不足の人」「何らかの運動をした人」「継続的な運動をした人」の3つに分けて調べたところ、「継続的な運動をした人」の死亡率は0.4%、さらに入院率も3.2%と他に比べて低かったという調査内容です。
他にも運動をすることで免疫力が上がるほか、心肺機能や精神状態の改善につながると言うことです。
そもそも免疫力とは細菌やウイルスを体に侵入させず、また侵入した細菌やウイルスから体を守ってくれる防御システムのことです。
ナチュラルキラー細胞と言う代表的な免疫細胞が、体内でウイルスに感染した細胞や、突然変異などにより発生した異常な細胞を認識して攻撃、破壊をするそうです。
このナチュラルキラー細胞が活発に活動すると免疫力が高まりますが、体温が低い時には免疫力にかかわる細胞の活動が低下するそうです。
その為、運動をして体温が上がると免疫力も上がるそうです。
筋肉も免疫力と関係が深く、筋肉は熱を発生する役割がある為に筋肉量が多いと運動をした際に体温が上がりやすく、さらに血行が良くなることで全身に酸素や栄養が行き渡るために免疫力が上がる言われています。
新型コロナウイルスはまだまだわからないことが多いそうですが、運動や筋肉は重症化リスクを下げる可能性がありそうな気がしますね。
「週2時間半の運動以上の運動」と言うと1日約20分程度の運動となります。
散歩、エスカレーターを利用せず階段を登る、家で出来る簡単なスクワット、腹筋運動等々少しずつでも体を動かすことが大切そうですね。