今回もダイエットについてのお話です。
血糖値と言うと糖尿病をイメージされると思います。
ダイエットにおいても血糖値を意識することが大切です。
食事をすると血糖値が上がります、これは食事で摂取した炭水化物が分解されてブドウ糖となり体のエネルギーとして血液中に送られる為で、血糖値が上がるとインスリンと言うホルモンが分泌されます
インスリンの働きは体に必要な分だけブドウ糖をエネルギーとして細胞に取り込み、その後はインスリンの働きにより血糖値が自然と下がります。
インスリンの働きが悪い、インスリンの分泌量が少ないと上手く細胞にブドウ糖が取り込まれず、血液中の血糖値が高くなった状態が続き糖尿病となります。
実はこの血糖値も満腹感、空腹感を感じる要素の一つで、血糖値が上がることで満腹感、下がることで空腹感を感じます。
血糖値の低い空腹状態の時に血糖値を上げやすい食べ物(ゴハン、お菓子等)をお腹が空いたと言って「ドカ食い」してしまうと一気に血糖値が上がってしまいます。
そうするとインスリンも大量に分泌されて、血糖値が下がり過ぎてしまい空腹感を強く感じるようになります。
「さっきたくさん食べたばかりなのにもうお腹が空いた」と感じることは無いですか?
そのような時は先ほどご説明した状況が起っているのだと思います。
通常は食後に2時間程度で上昇した血糖値は通常に戻ります。
よく1日の食事を回数を多く分けて食べた方が太らないと言うのは、この2時間程度を目安とした間隔で少し食事を摂ることで血糖値を上げて「空腹感」を感じることを減らすと言う効果もあります(但し、1日の食事の量は増やさず、1回あたりの食事量を減らすようにしましょう)。
また、「白い」ものより「色のついた」をものを食べると血糖値が上がらないと言います。
例えば「白米」より「玄米」、「うどん」より「お蕎麦」、「食パン」より「全粒粉パン」の方が血糖値が上がりにくい食べ物になります。
このように食べる回数、食べるものを工夫することで血糖値の上昇を抑え、「空腹感」を抑えることも「無理をしないダイエット」には必要です。