筋トレが「健康なダイエット」と言える理由についてお客様の事例をもとにご説明します。

1.体重減少量が「脂肪メイン」になる
2.基礎代謝の向上により体質を改善できる


1.体重減少量が「脂肪メイン」になる

ダイエットコースのお客様Aさん(55歳女性)は、トレーニングを始めて1ケ月で65キロの体重が61キロまで減少しました。大変喜ばれていたのですが、筋肉量のデータを見て少し残念そうに言われました。「あれ筋肉量は変わってないわ。筋トレしているのに何故かしら?」と。

体重が落ちると当然、筋肉量も落ちます。50代女性の筋肉率は平均30%程度ですので体重が4キロ減少すれば、4キロ×30%の1.2キロの筋肉量が減少してもおかしくありません。しかしAさんの場合、筋トレをしながらダイエットをしている効果で筋肉量を落とさずに脂肪量だけを落とすことが出来たのです。その証拠に筋肉率(筋肉量÷体重)はトレーニング開始前よりも上がっています。

筋肉が多いところには脂肪がつきにくくなりますので、今後も筋トレを続ければ益々筋肉率を上げることが期待できます。人間の筋肉量は20代前半をピークに毎年少しずつ減少し、その減少のピッチは50代頃から急激になり、70代には20代の頃の40%程度に低下するというデータがあります。

Aさんのように、55歳でありながら体重を減少させながらも筋肉量を落とさなかったというのは、本来かなり難しいことなのです。しかし心身健康倶楽部に通っていただいているお客様には、こうした結果を出している方が多くいらっしゃいます。


2.基礎代謝の向上により体質を改善できる

ダイエットコースのお客様Bさん(54歳男性)は、トレーニングを始めて4ケ月で76キロの体重が69キロまで減少しました。美味しいものを食べるのが大好きなので、食事制限はさほど行っていません。お酒も時々飲まれています。改善したことは夜に白米を食べないようにしたこと、お昼の間食の中身を変えたことなどです。トレーニングは1週間に1回だけ、その他は通勤で歩く程度です。

筋トレは姿勢改善をメインに取り組んで頂きました。姿勢を良くすることで基礎代謝が5~10%向上するというデータがあります。姿勢改善のポイントは背筋の強化です。なかなかご自身では取り組めない筋トレメニューが多いので、パーソナルトレーニングはありがたいと仰います。

呼吸法も何度もチャレンジして頂きました。最初はなかなか難しかったのですが慣れてくると筋トレをやりながらも出来るようになり基礎代謝を上げる効果につながっています。呼吸法は日常生活の中でも取り入れることが出来ます。

基礎代謝が上がると平常時の体温の上昇や、心拍数の低下などカラダの本質的な構造を変えていきます。風邪をひきにくくなったと良く言われますが、免疫力が向上している証拠です。

このように、筋トレは「健康的なダイエット」を実現し、体重を落とすことで今まで出来なかったような種目の運動にもチャレンジすることが出来ます。カラダも軽くなり、ますます筋トレが楽しくなっていきます。