急に寒くなったり、暑くなったり、また台風などで気圧の変動が激しい季節。
秋は喘息気味の方には厳しい季節ですね。
最近は咳喘息など原因不明の長引く疾患も現れ、お仕事などで咳込んで苦しい思いをされている方が、沢山いらっしゃるようです。
喘息の原因や程度は各人様々であり、一概にこうすれば良くなると言えないのが悩ましいところです。しかし、筋トレやストレッチで、喘息を改善した方は沢山いらっしゃいます。その方々のお話をお聞きすると、下記のような利点が挙げられます。

1.呼吸筋を取り巻く胸の筋肉が発達することで深い呼吸が可能になる。

喘息や気管支系疾患の方は、胸が閉まっている状態のため、呼吸が浅いことが多いようです。吸った空気が肺の下部に届く前に吐いてしまっています。肺が膨らみ、縮むことで呼吸を行いますが、これは筋肉の働きによります。深い呼吸を行うには、空気が入っていく胸郭を膨らませるようになることが必要で、そのためには肋間筋と肩甲骨周辺の筋肉のストレッチが効果的です。このストレッチを行うことで胸郭が柔軟になり、深いところまで酸素を取り入れることができます。このように胸や背中の筋肉を伸ばし鍛えることで、呼吸筋にも影響を与え少しずつ深い呼吸を取り戻せる可能性があります。

2.有酸素運動では冷たい空気を吸い込んで咳込んでしまうが、筋トレはその心配が少ない。

喘息に打ち勝つ体力をつけたいと、ジョギングや水泳など有酸素運動を行うと、冷たい空気を吸い込んで喘息を悪化させる可能性があります。実際、スケートなどウインタースポーツのアスリートは、喘息のリスクが高いと言われています。しかし、筋トレであれば空調の整ったジムで行いますし、大きく息が荒れるような運動は比較的少ないことから、喘息の方にとって適切なエクササイズが可能です。

3.喘息のきっかけとなる風邪を引きにくくなる。

筋トレを数か月継続することで基礎代謝が上がり、成長ホルモンの分泌も活発になることなどから、病原菌に対する抵抗力が向上し、風邪を引きにくくなるという効果があります。これは健康体の方にもあてはまることですが、特に風邪を引きたくない喘息の方にはありがたい情報です。

とは言え、喘息の方が筋トレを行うにあたっては、呼吸方法など、健康体の方と違ういくつかの注意点があります。

そうした注意点をしっかりお伝えできる、心身健康倶楽部のパーソナルトレーニングで喘息を克服していきましょう。