半袖シャツから露出される二の腕の太さが気になる季節が近づいてきました。
力こぶが見える腕の前側(上腕二頭筋)は日常生活において比較的に動かす機会が多い筋肉です。
カバン、荷物等を持っている時に上腕二頭筋が伸ばされることで筋肉が張っていることを感じることが多いと思います(筋肉は腕を曲げて力こぶが見えるような動きよりも腕をが伸ばされている時の方が強い力を発揮しています=伸張性収縮)。
上腕二頭筋と比較して女性の方が気になる腕の裏側(上腕三頭筋)は日常生活で活躍することが少ない筋肉です。
その為に筋肉があまり活動せず、脂肪が付きやすく、その結果として腕が太くプヨプヨしているように見えてしまいます。
筋肉の活動量が少ない為に、血流も悪く、老廃物の代謝が悪くなり、固太りとなる方も多く見られます。
上腕三頭筋の役割として、物を持ち上げる、肘を伸ばす、腕を下ろした状態から後ろに伸ばす動作などで活躍します。
水の入った500ml程度のペットボトルを利用して、上腕三頭筋の役割を意識して行う簡単なトレーニングをご紹介します。
一つ目は、1.顔の前でペットボトルを横にして両端を持ちます。
     2.腕が曲がった状態になると思いますので、そのまま頭の上に向けてペットボトルを持ち上げます。
     3.腕をしっかり伸ばし、その後にペットボトルを顔の前に戻します。
       これを15回ほど繰り返します。
       肩も使った感じがありますが、腕の裏側も使った感じが分かると思います。
二つ目は、1.片腕でペットボトルを持ちます。
     2.両足を肩幅ほど開き、立った状態で上体をまっすぐに少し前屈みにします。
       空いている片方の腕を壁につきます。
     3.ペットボトルを持った腕の肘を前屈みとなった上体より少し上に持ち上げます。
       二の腕が床と並行に近い状態になります。
     4.肘の位置を動かさずに肘から先の腕を伸ばしたり、曲げたりを15回ほど繰り返します。
       伸ばした時に腕の裏がキュッと力が入るように感じます。
両方のトレーニング共に出来る範囲で各15回程度を少し休憩を入れながら1~3回ほど繰り返します。
腕の裏を使ったように感じれば成功です。
まずは筋肉を動かすことを意識して試してみてください。