今年の3月は暖かくて良いですね。
春になり、心身健康倶楽部のお客様もゴルフの回数が増える方が多いようです。
ゴルフで気をつけなければいけないのがゴルフ肘と言われる肘の内側の痛みです。
上腕骨内側上顆炎と言う、筋肉が肘の骨に付着している部位の腱と呼ばれる組織の炎症が痛みの原因です。
炎症場所は、主に手首、指先を動かす筋肉群の付け根部分にあたるため、ゴルフに限らず、パソコンなどで指先を使う時間が長い、または工具を良く使うような職人の方、料理人の方なども手首、指先の使い過ぎで痛みが発症しやすくなります。
ゴルフ肘の場合は、加齢と共に筋力の低下、腱が硬くなり、さらにゴルフスイングの癖などで手首、腕、肘に負担がかかることで炎症が起こります。
ゴルフ肘の予防の一つとして、肘から手首にかけての前腕部の筋肉のストレッチをお勧めいたします。
①ストレッチを行う腕の手のひらが上を向くようにして、腕を肩の高さ程度まで体の正面側に上げます。
②反対の腕で上げた腕の指先(小指~人差し指)をつかみます。
③つかんだ指を手の甲側にゆっくり引っ張ります。
④上を向いている腕の手のひらから肘までの筋肉が気持ち良く伸びている感じがあれば大丈夫です。
 小指~親指までを1本づつ引っ張っても違う気持ち良さを感じると思います。
注意:指先を引っ張り過ぎて、肘が反対側に反る、肘に痛みがある場合は引っ張る力を緩めましょう。
もう一つの予防策は、肩甲骨の動きを良くすることです。
ゴルフ好きの方はご存じの通り、ゴルフのスイングをスムーズに行う為には肩甲骨の動きが大切です。
肩甲骨の動きが悪いと、上半身の捻転が上手く出来ず、上半身を無理に捻転させようとして肩、肘、手首に負担がかかります。
肩甲骨は背中側にあるので自分の目で肩甲骨の動きを確認することは難しいと思います。
肩甲骨の動きを自身で感じるようになるには、トレーニングにパーソナルトレーナーを利用することをお勧めいたします。