長い梅雨も明け、せっかく夏空ですが、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。
新型コロナウイルス対策としてマスク、消毒、換気、大声の会話を控える、3密を避ける、加えて「免疫力」と言う言葉をよく耳にします。
「免疫力」とは、ウイルスなどの病原体から自分達を守る防御システムのようなものです。
血液の中にある白血球に含まれる免疫専門の細胞(免疫細胞)の働きでこのシステムが作られ、体内にウイルスが侵入してくると、免疫細胞がウイルスを攻撃して自分達を守ろうとします。
健康な若い人達は、ウイルスが体内に侵入してから1週間ほどたつと、免疫の活動量が一気に増え、やがてピークを迎えます。
ウイルスを排除し、症状がおさまるとともに免疫の活動量も減っていきます。
しかし、高齢者の場合は1週間を過ぎても免疫の活動量があまり増えず、免疫力が若い人と比べると低いそうです。
新型コロナウイルスも若い人で重症化する人が少なく、症状が無い人が多いことも、免疫力の活動量が多いからかもしれませんね。
免疫力を高めるポイントは以下の3点です。
1.睡眠
2.バランスのよい食事
3.体温を上げる
3点目の体温を上げるには「入浴」と「運動」がお勧めです。
体温が上がると血液の流れがよくなり、免疫力が高まります。
血液は私たちの体を構成する細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。
その血液の中に、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物をパトロールしているのです。
つまり体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下してしまいます。
最近の人は、昔に比べると体を動かす機会が減り、筋肉量が低下し平均体温が下がる傾向にあるそうです。
「入浴」で体温が上がることはわかりやすいですが、「運動」で筋肉を増やすことで体温が上がります。
筋肉は人体最大の熱産生器官だそうです、筋肉が少なくなると、体温も下がり、血流も悪くなります。
心身健康チャンネルでは免疫力アップの簡単筋トレを紹介しています。
是非、ご参考にしてみてください。