男性で肥満の人が新型コロナウイルスに感染した時の重症化リスクは基礎疾患の有無に関わらず15倍になると言う研究結果が発表されたそうです。
(他にも重症化の要因として65歳以上、2型糖尿病があります)
肥満についてリスクが高いと判断される対象は、健康診断等で目にするBMI値が30以上になります。
BMI値30の目安として身長170センチで体重約87キロ、身長160センチで体重約77キロになります。
※BMI:体重と身長から算出される肥満度を表す数値、25以上が肥満と分類されています。
コロナ太りと言う言葉をよく耳にしますが、コロナ禍で太ってしまったと言うお客様にお話を聞くと、食事は変わらないがテレワークにより外出する機会が減り、それで筋肉が減り、逆に太ったように思うとのことでした。
以前は通勤1時間、仕事柄で外出も多く1日中座って過ごすことは無かったようです。
電車で立ったままの往復2時間の通勤で男性だと約130キロカロリー、仕事の移動で1時間程度を歩くとして男性だと約200キロカロリー(体重が60kg程度の場合)を消費しますので、テレワークにより1日あたり約330キロカロリーを消費しなくなったと想定出来ます。
食事に例えると大盛ごはんが約310キロカロリー、あんぱん1つが約300~330キロカロリー、生ビール大ジョッキ1杯が約280~320キロカロリーです。
テレワークによりカロリー消費量が減少した為にテレワーク前と比べると余分にカロリーを摂取したことになり、さらに運動不足により筋肉が減ることでカロリー消費量が減り、そして摂取した余分なカロリーが消費されずに脂肪として蓄えられたことが想像できますね。
ワクチン接種が進んだとしても新型コロナウイルスの感染は、まだ2~3年は続くと言う学者の方もいらっしゃいます。
今からでも食事の見直し、筋肉が減らないように身体を動かす習慣を身につけて肥満予防を行いましょう!