慢性的に肩こり、肩が重いと感じている方は多いと思います。
肩こりの原因の多くに、デスクワーク等で長い時間を前かがみ、同じ姿勢で座っている、鞄をいつも同じ肩にかけている等があると言われています。
首、肩周りの筋肉はそもそも約5kgあると言われている頭を支え、姿勢も支えているので長時間の前かがみ等の悪い姿勢でさらに筋肉が疲労、緊張することにより、筋肉の血行が悪くなり、筋肉が硬くなることが原因で肩こりを感じます。
お風呂で温める、マッサージも肩こり緩和の効果はありますが、翌日にはまた肩こりを感じることも多いと思います。
肩こりの原因となる筋肉は肩の背面側にあり、肩甲骨とつながっている筋肉です。
ですから肩甲骨を動かすことで肩こりの原因となる筋肉が動かされ、血行が良くなり、筋肉の硬さも和らぎます。
但し、肩甲骨を動かすと言っても肩甲骨は体の背面にある為、体の前面にある胸や腕の筋肉と異なり自分の目で動きを確認することが出来ない、また普段の生活で使う意識を持つ機会も少ない為に肩甲骨、肩甲骨周りの筋肉を自分で動かすことは難しいと思います。
簡単に肩甲骨を動かす方法をご紹介いたします。
1.500ml程度の水の入ったペットボトル2本を用意して、両手で持って立ちます。
(重さは無理の無い程度をお水の量で調整してください)
2.ペットボトルを持った腕を体の側面につけて伸ばします。
3.腕を伸ばしたまま肩の位置まで腕が床と水平になるように真横に持ち上げます。
(肩をすぼめず、両腕を大きく遠くへ振り上げるイメージで持ち上げましょう)
4.そして腕を体の側面に下ろします。
これを10~15回程度同じテンポで繰り返します。
肩甲骨と腕(上腕)は「肩甲上腕リズム」と呼ばれる連動した動きを行います。
腕を上げることで連動して勝手に肩甲骨が動かされます。
普段意識して動かすことの少ない肩甲骨が動くことで、肩周りの筋肉が動き、血行も良くなり、肩こりが楽に感じられます。
筋肉を温める、マッサージするだけでは無く、筋肉を動かすことで筋トレにもなり、肩甲骨の動きも良くなるので慢性的な肩こりが改善されるかもしれません。
お時間のある時に是非お試しください!