6月に入り、もうすぐ暑い季節がやってきます。
5月から体育祭を行う中学、高校が増え、同時に夏前にもかぎらず体育祭での熱中症による緊急搬送のニュースを目にするようになりました。
学校は熱中症対策を行っているようですが、原因の一つにコロナ禍での生徒の筋肉量の低下があるようです。
筋肉の大きな役割として、身体の水分貯蔵庫としての役割があります。
全身の水分の約40%が筋肉の中に貯蔵されています。
コロナ禍前と比較しての筋肉量の減少が、身体の水分貯蔵量の減少により熱中症を誘発しやすくすることが想像できると思います。
血液のポンプ機能でもある筋肉量が減少することも、身体の循環機能が低下することにより熱中症の原因にもなるようです。
また、汗をかくことには身体の熱を下げる役割があります。
コロナ禍での外出、運動の機会減少により、汗をかくことが少なくなったことも夏場に大切な体温調整機能を低下させる可能性があります。
これらのコロナ禍による体内環境の変化により、今年の夏は熱中症のリスクが高まる可能性が高いと思われます。
身体を暑さに慣らすには2週間が必要と言われています。
今から外出機会を増やし、筋トレ、散歩等で筋肉量をコロナ禍前に少しでも戻し、汗をかく、身体の循環機能を高めるような生活習慣を身につけ、暑い夏を乗り切る準備を行いましょう!