多くのプロアスリートを指導する有名フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏のコラムでのお話です。
スタッフである20代のトレーナーが2週間入院したことがあり、寝たきりの生活を送っていたトレーナーの退院後の体重は入院前と比べて4Kgも減ったそうです。
筋肉量が多いほど基礎代謝量が高いと言われています。
入院されたトレーナーが良い例だと思いますが、筋肉量の多い方は、筋肉量の少ない方に比べ何もしていなくても多くのエネルギーを消費してしまいます。
新型コロナウイルスにより外出自粛要請、在宅勤務で歩く機会、身体を動かす機会が減っている方が多いと思います。
自分は筋肉が少ないから何もしなくてもそこまで筋肉が減ることは無いと思われるかもしれませんが、身体を使う機会が少なくなると、特にエネルギーを使う臀部や脚の大きな筋肉(代謝が高い)は早々に「邪魔者認定」され、下半身の筋肉はどんどんそぎ落とされるそうです。
結果として、基礎代謝量が減るので当然太っていくし、動かないことで足腰が痛くなったり、弱くなったりもします。
中高年の方に見られる脚が細くてお腹がポッコリ体型は、やはり身体を動かさないことが原因です。
外出自粛要請も5月31日まで延長となりました、各地方自治体、様々なメディアで紹介されている自宅で出来る「スクワット」から脚の衰えを防ぎましょう!
「スクワット」のお勧めの方法を紹介いたします。
・脚幅は肩幅より少し広く開き立ちます。
 腕は胸の前に伸ばす、胸の前に組む、頭の後ろで組むのどちらでも大丈夫です。
・つま先は少し外側に向け、しゃがむ時に膝はつま先と同じ方向を向くようにしましょう。
・しゃがむ時はお尻を落とすイメージで股関節から曲げるように意識しましょう。
 しゃがむ位置は膝、腰が痛く無い可能な範囲で大丈夫です。(太股が床と並行くらいが理想です。)
 この時の姿勢として、脛の角度と背中の角度が平行になると良いです。(胸は張って、背中をまっすぐ伸ばしましょう)
・特に呼吸が大切です、鼻でゆっきり息を吸いながらお尻を落としながらゆっくりしゃがみます。
 しゃがんだ姿勢で2~3秒我慢すると負荷が高まります。
・そうしたら口から大きく息を吐きながら立ち上がります。
・最初は10回、慣れてきたら10回を2セット、3セットやってみましょう。(セット間は30秒から1分程度の休憩が良いでしょう)