人間の身体の水分は成人の場合は体重の約60%、65歳以上の高齢者の場合は約50%を占めると言われています。
そのような身体に大切な水分、実は冬でも気づかぬうちに脱水症状になっている場合があります。
脱水症状と言うと夏の暑い時期を想定しますが、冬は汗をかく機会が減り、喉の渇きも感じにくくなる為に水分摂取量が減り、また自覚の無いまま皮膚からは水分が蒸発します、特に湿度が低く、乾燥する冬の季節はこの水分蒸発が進みやすい為に、水分不足になりがちです。
この身体の水分は体液と呼ばれ、体液には血液、リンパ液、消化液などがあり、体液が全身を循環することで、体に必要な酸素や栄養分が運ばれ、不要な老廃物は排泄されます。
この体液は水分、食料からの摂取と排泄で一定のバランスが保たれていますが、脱水症状でこのバランスが崩れると体調不良の原因となります。
具体的な症状として頭痛、腹部の違和感、集中力の低下等があるそうです。
冬になって体調が悪いと感じる方は気づかないうちに軽い脱水症状になっているのかもしれません。
皮膚から蒸発する水分量は1日900ml程度と言われています、食事等からも水分は補給されますが飲料水としてそれとは別に1300ml程度は必要となります。
コップ1杯程度のお水、お茶等をこまめに1日6~8回程度を摂るようにしましょう。
年末年始はお酒を飲む機会も多いと思いますが、お酒は脱水作用があるので必ずお水を一緒に摂るように気をつけましょう。
冬は身体を動かす機会が減り水分を摂るのも苦痛に感じることもあると思います、家でも出来る簡単な筋トレを行って自然と水分を摂ることになるようなこともお勧めします!